最近なぜか、この話がよく出てくるので、
ちょっと真面目に考えてみようと思います。
女の人は地図が読めない、とは、
よく言われることですね。
傾向的に、言語的に秀でている人が多く、
空間的な物事の捉え方をする人が少ないことから、
言われているのだと思います。
(右脳と左脳の連絡が云々という人もいますが、
それと性別の関係は、よく分からないです)
この”地図が読めない”という問題には、
大きく2つの要因が含まれている気がします。
1つは、住所や地名などの言語的情報から、
地図上のポイントを見つけることができないという
経験の不足からくる問題。
1つは、自分の身体の向きの転換履歴情報を使って
自分の身体の移動方向を算出できない
方向感覚欠如の問題。
前者の問題というのは、
多かれ少なかれ、男女共通に持っている問題で、
”女性は地図が読めない”というよりも、
”地理情報をあまり持っていないものは地図が読めない”
のではないかと思います。
見知らぬ土地に行った時に、地図があまり役に立たない状況を
考えてみるとわかりやすいかと思います。
後者の問題というのは、
方向音痴とはよく言ったもので、音感がない、に近いニュアンスで、
方向感覚がないのではないかと思います。
自分の体の向きを転換せずに、ただ進んだ道ならば、
履歴を覚えていられます。
自分の体の向きを転換した場合でも、その道のりで見たものの
履歴は覚えていられます。
ただ、自分がどの地点から来たのかがわからないのです。
地下鉄の出口から地上に出たら、
ここはどこ、私は誰?なのです。
しょうがないんです。
だって、わからないんだもの
自分が何度回転したのか、分度器で計れば良いのかしら?
でもね、方位磁針が必要な場合がある以上、
多かれ少なかれ、皆、方向音痴なんだと思いますよ。
ただ、多かれバージョンの人間は、
自分の家の玄関の方向すら分からないだけで..
(これがホントだから困る..
。
ビル内で移動すると、窓の外に何が見えるか想定できません..)